長期間にわたってAndroidStudioを使っているといつの間にかディスク容量が数十ギガ単位で爆発しているなんてことがよくある。そんな時に手っ取り早くディスクスペースを空ける方法。

古いバージョンのプリファレンスを削除

C:\Users\Username\.AndroidStudioX.X

というフォルダは普通にしていればアップデート後の初回起動時に古いプリファレンスから新しいプリファレンスに設定が読み込まれるし、現行使っている設定以外は基本的に使われていないので一番新しいもの以外は削除して構わない。容量はあまり稼げないがこれが一番いらない。

Gradleのキャッシュを削除

C:\Users\Username\.gradle

は丸ごと削除してしまっても構わない。Gradleは基本的にないものはサイレントに自分で取ってくるのでこのディレクトリが無くなっていても開発に必要なものは次回勝手にそろえてくれるので安心して削除してよい。もちろん、キャッシュを削除すれば一時的に作業効率は落ちるので頻繁に削除することはオススメしないが、長期間AndroidStudioを運用していると古いバージョンのGradleなどのゴミが蓄積している可能性が高い。

古いSDK Toolsを削除

AndroidStudioは何らかのアップデートがあればその都度ユーザに質問してアップデート、ないし新バージョンのインストールを行うが、古いバージョンのBuildToolsなどは自動的には削除してくれない。Tools->Android->SDK Manager->Show Package Detailsを選択し古いバージョンのSDK関連ファイルは積極的に削除してしまおう。こちらも必要なものを消してしまってもGradleほど勝手にとはいかないがAndroidStudioで簡単に再インストールしてくれる。長期間運用していれば古いSDKを削除するだけで数ギガ単位でディスクスペースが空くこともある。

使用していないエミュレータとシステムイメージは削除

画面サイズの違うエミュレータを作成してレイアウトなどをテストすることはよくあるが、それぞれのエミュレータが別バージョンのシステムイメージを使っているとやたらと容量を使う。こちらも消した後の再作成にそれほど手間はかからないので定期的に消して、不要なシステムイメージも削除したほうがよい。

まとめ

以上の手順で簡単に数ギガ数十ギガ単位のディスク容量を確保できる。長期間使用していればしているほどこの手順の恩恵は大きいだろう。