概要
Pythonの基礎事項を簡単に解説していく。内容は主にパッケージによらないPythonコードの書き方で、様々なライブラリを利用するにあたってよく使う機能や方法に重点を置いた。あくまで簡単な解説を目標とする。
Pythonコードの実行方法
Pythonのプログラムは基本的に拡張子.pyのテキストファイル。編集には何か適当なテキストエディタがあればよいが、保存時の文字コードとしてUTF-8(BOMなし)が選べるとよい。例として以下の内容をテキストエディタに書き込んでtest.pyとして保存してみよう。
#!python3
# -*- coding:utf-8 -*-
if __name__ == '__main__':
print('Hello')
この保存したコードを実行するにはpythonインタプリタの引数にファイル名を指定して実行すればよい。Windowsならコマンドプロンプトを立ち上げて次のコマンドを打つ。
python test.py
また、Linuxの多くのシェルでは実行権限を付加しておけば先頭の記述から自動的にpythonインタプリタを起動してくれる。うまくいかないときはpython3のバイナリの絶対パスを#!の後に記述しよう。
chmod +x test.py
./test.py
chmodコマンドは一度だけ実行すればそれ以降は./test.pyのようにしてバイナリのプログラムのようにpythonコードを実行できる。正しく実行できればいずれの場合も画面にHelloと表示される。
変数と四則演算
実際にパッケージを利用し始めたときによく使うかと言われればそんなことはない気がするので詳しく突っ込まないが全てのプログラミング言語の基礎である変数と四則演算について。
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変数は宣言せずに使える
a = 10 b = 20.0 c = 'String' print(a,b,c)
C言語などのように変数の型を宣言する必要はない。やっかいな文字列も直観的な操作で代入ができる。
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演算子 +,-,*,/,//
つづく...