TeX/LaTeXの数式アルファベットの太字コマンドまとめ

2019-10-11 10:47

太字というかね、太字をはじめとするいろんな書体。例によって見た目はmathjaxのためその仕様に依存する。プロのLaTeXタイピストなら覚えるべし。

数式モード下でフォントをスイッチングするコマンドは、テキスト環境の{\rm a text}ようにスイッチングするのではなく\mathbf{A}のように、コマンド後の中括弧を用いるようにする。数式モード下では、(テキストモード下と違って)中括弧を使わない場合は直後の1文字1ブロックにコマンドが適用される、しかしその場合はコマンド名とアルファベットの間にスペース1つを入れないと別名コマンドと認識されてしまう。見やすさの面からも中括弧をつけるのが良いだろう。ただし、数字1つの場合は中括弧無しでok(\mathbf1とかね)。

通常のアルファベット

コマンド無し。数式環境ではこれらはイタリック体がデフォルトとなる。ただし数字はローマン体のまま。加えて適切なスペーシングがなされる(いい感じの間隔があくということ)。

normal.svg

ボールドフォント、ボールドファミリ

\mathbfコマンドをつかう。次のように太字になる。数字にも影響する。デフォルトだったイタリック体は解除されてしまう。

mathbf.svg

bfはボールドフォントかボールドファミリだと思うがどっちかわかんね。\mathbfが効かないシンボルがいくつかある。その場合は後述の\bm\mathbbmに加えて\boldsymbol\pmbを用いよう。

ボールドシンボル、マクロ版

\usepackage{bm}して\bmというマクロを使うと\boldsymbolをいい感じに使ってくれて短く書ける。イタリック体が維持されたまま太字になる。例によってmathjaxでは\bmが無いので以下の例は\boldsymbolを使っている。

bm.svg

bmは知らんけどボールドマクロとでも思っておきましょう。多分正しいと思っている。

ローマン体

\mathrmコマンドを使う。ローマン体となる。数字はもともとローマン体。

mathrm.svg

rmはローマン(roman)のrm。

セリフフォント、セリフファミリ

\mathsfコマンドを使う。セリフ体となる。ウェブページとかで用いられるやつ。

mathsf.svg

sfはボールドと同じく、serifフォントかserifファミリだと思うがわかんね。

イタリック体

\mathitコマンドを使う。イタリック体となる。アルファベットだとデフォルトなので数字を斜体にしたい場合。

mathit.svg

itはイタリック(italic)のit。

ブラックボードボールド

\mathbbコマンドを使う。\usepackage{amsfonts}必要。ただし間接的に読み込まれている場合もあるのでそのままでもうまくいく場合もある。

mathbb.svg

黒板に書くときの太字。

カリグラフィフォント

\mathcalコマンドを使う。大文字のみ。小文字には効かない。数字は一応何か変わる。

mathcal.svg

calはカリグラフィ(caligraphy)のcal。個人的にはマスカルと呼ぶ。呼ぶよね?

スクリプトフォント

\mathscrコマンドを使う。このとき、\usepackage{mathrsfs}\usepackage{euscript}でどちらかのパッケージを読み込んでおくこと。どちらにするかで見た目も変わる。mathjaxでも表示されている一般的なものは前者、\usepackage{mathrsfs}

mathscr.svg

scrはスクリプト(script)のscr。

フラクトゥール

\mathfrakコマンドを使う。\usepackage{amsfonts}が必要、同じく間接的に読み込まれている場合はok。

mathfrak.svg

frakはわかるよね。フラクトゥール(fraktur)。略はわかってもそれなんやねんとなるが、なんか昔の文字らしい。