概要

地球上での位置を「正確に」記述するには緯度と経度だけでは十分でない。理由は地球の楕円体をどのように取るかによって同じ緯度・経度でも別の位置を示してしまうことがあるから。自転とか公転を無視して地球の中心を原点とするローカル座標を考えてみるとわかる。

さらに、緯度と経度で地球上の点を示す方法は、狭い範囲の地図においては決して効率の良い方法ではない。例えば市街地の地図の中のある点を緯度経度で表してもぱっと見て距離がわかりにくいし度数法は小数点とか分、秒とかいろいろ書き方があってめんどくさい。なので普通はそういう場合にはいろんな方法で楕円体を平面に投影してその中での直角座標(いわゆる数学とかで出てくる2次元グラフ)で表す。

GIS(Geographic Information System)などで地図を取り扱う場合にはこういうもろもろの方式を座標参照系(Coordinate Reference System:CRS)として設定できる。

概要

国土地理院からダウンロードできる数値標高モデル(Digital Elevation Model:DEM)はJPGIS(GML)形式で書かれている。JPGIS(GML)形式はXML文書なのでPythonでこれを読み取ってGISソフトウェアなどで取り扱いやすいGeotiff形式に変換する。