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tlmgrの使用例と何かしらのエラーメッセージが出たときの解決法を乗せて置く。TeXに関するエラーのほとんどはtlmgrで解決できるでしょう。

tlmgrとは?

TeXLive Managerの略でTeXLiveのパッケージ管理などが出来る、Pythonでいうpip、Ubuntuでいうapt-get、Rubyでいうgemみたいなもの。Perlスクリプトで動いているのでOSは何でも動く。Windowsの場合多分PerlのインタプリタはTeXLiveにゴリゴリにバンドルされているのでPerlを別途インストールする必要もない。tlmgr --versionを叩いてtlmgrが見つかりませんなどといわれた場合は「TeXLive インストール」などと検索して礼儀正しくTeXLiveをインストールすれば使えます。

TeXのディレクトリ構造を自分で管理するのは苦痛なのでW32TeXのtexinstwinなどでインストールしてtlmgrが使えない状態の場合はTeXLiveに移行(再インストール)することをオススメする。

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TeXLive2019が2019/4/29/にリリースされました。それにともなって以前に入れていたW32TeXのページ(http://w32tex.org/)でもバイナリが更新されているようです。今2019/6/28現在W32TeXの最終更新は2019/6/28となっています、つまり今日。前に見たときも更新されていたので断続的に何かしらのパッケージを更新しているようです。

W32TeXのページに従ったTeX/LaTeXのインストール方法ではtlmgrが使えない(知る限り)というところが面倒でした。tlmgrはおそらくTeXLive Managerの略で、Pythonでいうpipみたいなものです。頻繁にパッケージが更新されるのにそれを手動でファイルを配置し直してアップデートするのは非常に面倒です。だからtlmgrが動くようにTeXLive2019を礼儀正しくインストールし直した。前までTeXLiveの通常インストールでは日本語周りが後から面倒、よってW32TeXという感じになっていたが何やら最近は日本語気にしなくても問題無い様子。

2020年版をTeXLive2020をインストールしてLaTeXを始めるにのせた。

LaTeXでフォントまわりをいじるのははっきりいってかなりつらい。ワードの100倍つらい。人によってはトラウマを抱えている人もいるでしょう。なぜならTeX/LaTeXというソフトウェアのつくりが全くもって今風じゃないので常識的に出来るだろと思う方法は全部無理。 日本語フォントに関してワード並みに簡単にフォントを変更する方法をメモしておく。説明などいらん、という方のために結論を先に書く。タイトル通り超簡単。

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LaTeXで余白少なめの配布資料を作るときにいろいろ設定をいじったのでその際の個人的ベストプラクティスをメモ。結果は最後に表示している。

documentclass

\documentclass[12pt,a4j,draft]{jsarticle}

ドキュメントクラスはjsarticleを使う。文字サイズがデフォルトだと行間を詰める関係でやや小さく感じるので12ptとしている。他は普通だ。

mathbb{1}は白抜きにならない

指示関数や定義関数を表す1を出すのに苦労したのでメモ。LaTeXの標準的な環境、つまりamsmath,amssymbなどの標準的なパッケージだけ下ではmathbb{1}しても1は普通に白抜きでない1になる。ちなみにMathjaxでも普通にmathbbしても1は白抜きにならない。